ubuntuインストール準備と注意事項
インストールする前に準備するもの
・USBメモリ8GB
・linuxに対応したUSB Wi-Fi無線LAN子機
ubuntuをインストール後に有線接続でも無線接続でもネットにつながらない場合はlinuxに対応したUSB Wi-Fi無線LAN子機があると便利。
ubuntuインストール中、またはインストール後、アップデートとアップグレードでインターネット接続は必須となる。※ノートPCなどは内蔵のネットワークカード又はお持ちのUSB無線lan子機がlinuxに対応している場合は必要ないです。
linux対応無線lan子機の検索方法
linux対応ワイヤレスネットワークカード
https://www.intel.co.jp/content/www/jp/ja/support/articles/000005511/wireless.html
インストール前の注意事項
・大切なデータのバックアップをとっておく。
・セキュアブートが有効な場合はUSBからインストーラーが起動出来ない場合があるので無効にしておく。
・セキュアブートが有効である場合はubuntuインストール後にMOKキーを登録すると認証されるようになる。
ubuntuインストール後のセキュアブート認証MOKキー登録方法
※セキュアブートが有効な場合、認証キーを設定しておかないとドライバなどのインストールが出来なかったりする。セキュアブートとは windows8以降にセキュリティ強化の為の機能です。UEFIでコンピュータの起動プロセスを制御し、ブートローダーやOSのデジタル署名の検証を行います。
UbuntuインストールUSBメモリを作成する
ubuntuインストールUSBメモリの作り方
・Ubuntu 20.04 LTS 日本語 Remix ubuntu-ja-22.04-desktop-amd64.isoをダウンロード(3.2GB)
https://www.ubuntulinux.jp/download/ja-remix
※ダウンロードに時間がかかります。
rufusのダウンロード
公式からダウンロード↓
https://apps.microsoft.com/detail/9pc3h3v7q9ch?hl=ja-JP&gl=DK
rufusを起動してUSBにISOイメージとして書き込む
ダウンロードしたubuntu-ja-22.04-desktop-amd64.isoをrufusを使用してUSBに書き込む
作成したインストールUSBメモリを使用してubuntuをインストール
USBメモリを起動、securebootをdisabled後、ubuntuをインストール
windowsPCにubuntuインストールUSBメモリを差し込みwindowsPCを再起動してboot順位を変更しインストーラーを立ち上げる。
通常は電源を入れるとOSが立ち上がるようになっていますが、USBメモリの起動順位を最優先に設定しubuntuインストーラーを立ち上げます。
ブート順位を変更するためには BIOS/UEFI設定から変更します。
再起動時に、特定のキー(多くの場合、F2、F12、Esc、Del など)を押して、BIOSまたはUEFI設定画面に入ります。
起動時の画面にキーの指示が表示されることがあります。メーカー、マザーボードによってキーが違うのでキーが分からないときは使用しているPCのメーカーにお問い合わせ下さい。
ubuntu初期設定
アップデートと更新
キーボードのCtr、Alt、Tを同時に押すとターミナルが出るのでコマンドを順番にうっていく。
アップデートと更新コマンドは定期的に実施する。
sudo apt update
sudo apt -y upgrade
ダウンロード元を日本に設定
sudo sed -i 's/\/\/archive.ubuntu.com/\/\/jp.archive.ubuntu.com/g' /etc/apt/sources.list
sudo sed -i 's/\/\/us.archive.ubuntu.com/\/\/jp.archive.ubuntu.com/g' /etc/apt/sources.list
sudo sed -i 's/\/\/fr.archive.ubuntu.com/\/\/jp.archive.ubuntu.com/g' /etc/apt/sources.list
タイムゾーンとロケール
sudo timedatectl set-timezone Asia/Tokyo
export LANG=ja_JP.UTF-8
export LC_ALL=ja_JP.UTF-8
export LANGUAGE=ja_JP.UTF-8
sudo sed -i 's/# ja_JP.UTF-8 UTF-8/ja_JP.UTF-8 UTF-8/g' /etc/locale.gen
sudo locale-gen
sudo update-locale LANG=ja_JP.UTF-8
sudo dpkg-reconfigure -f noninteractive locales
sudo /usr/sbin/update-locale LANG=$LANG LC_ALL=$LANG
NTPによる時刻合わせの有効化
sudo apt install -y ntp ntpdate tzdata
sudo service ntp stop
sudo /usr/sbin/ntpdate ntp.nict.jp
日本語の言語サポートのインストール
sudo apt -y install language-selector-common
sudo apt -y install $(check-language-support)
運用保守用ツールのインストール
sudo apt -y install net-tools pciutils
システムを更新
sudo apt update
sudo apt -y upgrade
sudo apt -y dist-upgrade
sudo apt -y autoremove
sudo apt autoclean
sudo shutdown -r now
アプリのインストール
chromeをインストール
wget https://dl.google.com/linux/direct/google-chrome-stable_current_amd64.deb
sudo dpkg -i google-chrome-stable_current_amd64.deb
vscodeのインストール
vscodeのダウンロードページ(https://code.visualstudio.com/)よりクリックし code_1.95.3-1731513102_amd64.deb をダウンロード ※2024年11月20日時点でのファイル名
ファイルをダウンロードしたら下のコマンドを実施
wget -q https://packages.microsoft.com/keys/microsoft.asc -O- | sudo apt-key add -
sudo add-apt-repository "deb [arch=amd64] https://packages.microsoft.com/repos/vscode stable main"
このコマンドはダウンロードしたcode_1.95.3-1731513102_amd64.debがあるフォルダで実行↓
sudo dpkg -i code_1.93.1-1726079302_amd64.deb
H264のインストール
sudo apt install libdvdnav4 gstreamer1.0-plugins-bad gstreamer1.0-plugins-ugly libdvd-pkg -y
sudo dpkg-reconfigure libdvd-pkg
sudo apt install ubuntu-restricted-extras
OBS Studioのインストール(動画配信ソフト)
Kdenliveのインストール(動画編集ソフト)
sudo apt install kdenlive
SimpleScreenRecorder(画面録画ソフト)
sudo apt install simplescreenrecorder
SimpleScreenRecorderを使用するにはh.264のインストールが必要です
またSimpleScreenRecorder起動時エラーが出る場合
you are using a non-x11 window system (e.g. wayland) which is currently not supported by simplescreenrecorder. several features will most likely not work properly. in order to solve this, you should log out, choose a x11/xorg session at the login screen, and then log back in.
→
cd /etc/gdm3/
sudo vi custom.conf
#WaylandEnable=false を アンコメントする
reboot
MPV(動画再生ソフト)
sudo apt -y install mpv
line
chrome拡張機能でlineを使用する
マイクロソフトのオフィスが使用したい場合
マイクロソフトオフィスのソフトもインターネットさえ繋がっていればWeb上でWord、Excel、PowerPointなどを無料で使用できます。
VBAなどのプログラミングは出来きませんが、使うことがなければ問題はないと思います。
webオフィス
vimインストールとubuntuの表示設定
vimのインストール
vim --version
sudo apt install vim-gtk
vimの設定に関してはvim –versionコマンドの出力結果にあるものを参考に編集すると良いです。
システム vimrc: “$VIM/vimrc”
ユーザー vimrc: “$HOME/.vimrc”
第2ユーザー vimrc: “~/.vim/vimrc”
ユーザー exrc: “$HOME/.exrc”
デフォルトファイル: “$VIMRUNTIME/defaults.vim”
省略時の $VIM: “/usr/share/vim”
ターミナルの表示を変更
※動画参照
ターミナルのプロファイルの設定、起動時の大きさの設定など
外観の設定と背景
※動画参照
外観の変更
マウスとタッチパッド
電源管理
背景
vscodeの設定
※動画参照
日本語にする
テーマの変更
tabの幅変更
プロンプトの表示を変更
sudo vi .bashrc
PS1='${debian_chroot:+($debian_chroot)}\[\033[01;32m\]\u \[\033[35m\]\t \[\033[01;34m\]\w \[\033[00m\]\$'
ホームのフォルダ名を英語表記に変更
cd ~
mkdir desktop downloads templates documents videos pictures music public
sudo vi .config/user-dirs.dirs
既存の設定をコメントアウトして下記を追加 ※動画参照
XDG_DESKTOP_DIR="$HOME/desktop"
XDG_DOWNLOAD_DIR="$HOME/downloads"
XDG_TEMPLATES_DIR="$HOME/templates"
XDG_PUBLICSHARE_DIR="$HOME/public"
XDG_DOCUMENTS_DIR="$HOME/documents"
XDG_MUSIC_DIR="$HOME/music"
XDG_PICTURES_DIR="$HOME/pictures"
XDG_VIDEOS_DIR="$HOME/videos"
日本語の名前になっていたフォルダーを削除します。データがある場合は先程作った英語表記のフォルダーに移動してから削除してください。
※再起動後に設定が反映されない場合はもう一度編集して上書き保存した後に再起動してみてください。
エイリアスの設定
エイリアスとは別名という意味でショートカットのようなものです。
※ls -laは.bashrcにデフォルトで設定してあります。
sudo vi .bashrc
エイリアス作成例
alias doc='cd ~/documents'
ここではエイリアスを一つだけに登録しましたが、好きなように設定していろいろなエイリアスを複数作れます。
アップデートとアップグレード
設定が終わったらアップデートとアップグレードを行います。
非常に重要です。